アメ車・旧車の保険はどうなる?保険料・注意点・おすすめ保険会社を徹底解説【2025年版】

アメ車の旧車を所有されている方、または購入を検討されている方にとって、保険は大きな関心事ですよね。マスタングやカマロといった憧れのアメリカンクラシックカーですが、いざ保険に入ろうとすると「保険料が高い」「引き受けてくれる保険会社が少ない」といった壁に直面することも少なくありません。

V8エンジンの大排気量車や左ハンドル車は、日本車と比べて保険料が1.5〜2倍になるケースもあります。さらに、並行輸入車の場合は部品調達の問題から車両保険の加入自体が難しいこともあるんです。

本記事では、アメ車特有の保険問題、保険料の相場、対応している保険会社の選び方まで、実際のデータをもとに徹底解説します。アメ車オーナーならではの悩みを抱えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事のポイント
・アメ車特有の保険料の高さとその理由を解説
・V8エンジン・左ハンドル・並行輸入車の注意点
・アメ車に対応した保険会社の選び方と一括見積もりの活用法

アメ車に対応した保険会社の詳しい比較はクラシックカー保険おすすめ5選【2025年版】で解説していますので、併せてご覧ください。

アメ車・旧車の保険が高くなる3つの理由

  • 排気量が大きいと保険料も高くなる
  • 左ハンドルは事故リスクが高いと見なされる
  • 部品調達が困難で修理費が高額

排気量が大きいと保険料も高くなる

アメ車といえばV8エンジンの重厚なサウンドが魅力ですが、この大排気量が保険料を押し上げる大きな要因になっています。日本の自動車保険は、排気量が大きいほど保険料が高くなる仕組みです。

具体的には、5.0L以上のV8エンジンを搭載したアメ車の場合、2.0Lクラスの日本車と比べて年間保険料が5〜8万円ほど高くなることが一般的です。例えば、シボレー・コルベット(6.2L V8)の保険料は年間約15万円、一方でトヨタ・カムリ(2.5L)は年間約8万円という試算もあります。

車種(排気量) 年間保険料目安 差額
シボレー・コルベット(6.2L V8) 約15万円
フォード・マスタング(5.0L V8) 約13万円
ダッジ・チャレンジャー(6.4L V8) 約16万円
トヨタ・カムリ(2.5L) 約8万円 ▲7〜8万円
ホンダ・アコード(2.0L) 約7.5万円 ▲7.5〜8.5万円

※30歳・ゴールド免許・車両保険ありの条件で試算

排気量が大きいと、事故時の修理費用や相手方への賠償額も高くなる傾向があるため、保険会社はリスクを高く見積もります。特にV8エンジン搭載車は、日本車の1.5〜2倍の保険料になることを覚悟しておく必要があります

ただし、保険料は保険会社によって算出方法が異なるため、複数社で見積もりを取ることで数万円の差が出ることもあります。アメ車オーナーこそ、一括見積もりサービスを活用する価値が高いと言えるでしょう。

左ハンドルは事故リスクが高いと見なされる

アメ車の多くは左ハンドル仕様ですが、これも保険料が高くなる要因の一つです。日本は右側通行の国のため、左ハンドル車は右折時の視界が悪く、死角が多いという特性があります。

保険会社の統計では、左ハンドル車は右ハンドル車と比べて事故率が約1.2〜1.3倍高いというデータもあります。このため、一部の保険会社では左ハンドル車に対して保険料を5〜10%程度割増にしているケースがあります。

ハンドル位置 事故率(右ハンドルを1とした場合) 保険料への影響
右ハンドル 1.0 標準
左ハンドル 1.2〜1.3 5〜10%割増の可能性

特に右折時の巻き込み事故や、駐車場での接触事故が左ハンドル車に多く見られます。運転に慣れていないと、料金所やドライブスルーでの不便さもストレスになりますね。

左ハンドル車を選ぶ場合は、保険料の割増を考慮した上で、運転に十分慣れることが重要です。また、ドライブレコーダーの設置や安全運転を心がけることで、保険会社によっては割引が適用されることもあります。

部品調達が困難で修理費が高額

アメ車、特に並行輸入車の場合、事故や故障時の部品調達が大きな課題になります。正規ディーラーを通さずに輸入された車両は、部品の取り寄せに時間がかかったり、そもそも部品が手に入らなかったりするケースがあります。

例えば、1970年代のシボレー・カマロのフロントバンパーが破損した場合、純正部品の入手には数ヶ月かかることもあります。また、部品そのものの価格も日本車と比べて2〜3倍になることが一般的です。

部品の種類 日本車の相場 アメ車(並行輸入)の相場
フロントバンパー 5〜8万円 15〜25万円
ヘッドライトAssy 3〜5万円 10〜18万円
ドアミラー 2〜3万円 6〜12万円
エンジン関連部品 10〜30万円 30〜100万円

このような事情から、車両保険に加入する際は「協定保険価額」を設定することが極めて重要です。協定保険価額とは、保険契約時に車両の価値を保険会社と合意しておく制度で、これがないと事故時に時価評価で保険金が支払われるため、十分な補償が受けられない可能性があります。

特にアメ車の旧車は、市場価値が上昇している車種も多く、適切な評価額で保険に入らないと、万が一の時に大きな損失を被ることになります。クラシックカー専門の保険会社や、協定保険価額に対応している保険会社を選ぶことが賢明です。

具体的な保険会社の比較はこちらの記事で詳しく解説しています。

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アメ車・旧車の保険料相場と維持費

  • アメ車の保険料相場【車種別】
  • 保険以外の維持費も考慮すべき
  • アメ車に対応した保険会社の選び方

アメ車の保険料相場【車種別】

実際にアメ車の保険料はどれくらいかかるのか、人気車種別に見ていきましょう。ここでは30歳・ゴールド免許・車両保険あり(一般型)という条件で試算しています。

車種 排気量 年間保険料目安 月額換算
シボレー・コルベット C7 6.2L V8 約15〜18万円 約1.25〜1.5万円
フォード・マスタング 5.0L V8 約13〜16万円 約1.1〜1.3万円
ダッジ・チャレンジャー 6.4L V8 約16〜20万円 約1.3〜1.7万円
シボレー・カマロ(現行) 6.2L V8 約14〜17万円 約1.2〜1.4万円
キャデラック・エスカレード 6.2L V8 約18〜22万円 約1.5〜1.8万円

※保険料は保険会社、年齢、等級、地域によって大きく変動します

特にSUVタイプのエスカレードなど、車両重量が重く車両価格も高い車種は、保険料も高額になる傾向があります。一方で、4気筒エンジンを搭載したフォード・マスタング エコブーストなどは、V8モデルと比べて年間5〜7万円ほど保険料を抑えられるケースもあります。

また、旧車の場合は車両価値の評価が難しいため、保険会社によって見積額に大きな開きが出ます。複数社で見積もりを取り、最も条件の良い保険会社を選ぶことが重要です。

保険以外の維持費も考慮すべき

アメ車を所有する場合、保険料だけでなくトータルの維持費を把握しておくことが大切です。特にガソリン代、自動車税、車検費用は日本車と比べて高額になる傾向があります。

費用項目 アメ車(V8エンジン) 日本車(2.0Lクラス) 年間差額
自動車保険 約15万円 約8万円 +7万円
ガソリン代(年間1万km) 約30万円 約15万円 +15万円
自動車税 88,000円 39,500円 +4.85万円
車検費用(2年に1回) 約20万円 約12万円 +8万円(2年分)
年間維持費合計 約60万円 約30万円 +30万円

※ガソリン代はハイオク180円/L、燃費5km/Lで試算(日本車は12km/L)

V8エンジンのアメ車は燃費が悪く、市街地では5〜7km/L程度しか走らないことも珍しくありません。ハイオク指定の車種が多いため、ガソリン代だけで年間30万円近くかかることもあります。

保険料を含めた年間維持費は日本車の約2倍、年間60万円前後を見込んでおく必要があります。ただし、アメ車の魅力はそのパワフルな走りと存在感にあります。維持費を理解した上で、憧れの一台を手に入れる価値は十分にあると言えるでしょう。

アメ車に対応した保険会社の選び方

アメ車の保険に入る際は、以下の3つのポイントを押さえた保険会社を選ぶことが重要です。

1. 協定保険価額に対応しているか
旧車や希少車の場合、時価評価では適正な保険金が受け取れない可能性があります。契約時に車両価値を保険会社と合意できる「協定保険価額制度」がある保険会社を選びましょう。チャブ保険やAIG損保などは、クラシックカー専用の保険プランを提供しています。

2. 輸入車・並行輸入車の実績があるか
アメ車、特に並行輸入車の場合、部品調達や修理対応に精通した保険会社を選ぶことが重要です。東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上などの大手損保は、輸入車の取扱実績が豊富で安心です。

3. 一括見積もりで複数社を比較する
アメ車の保険料は保険会社によって大きく異なります。同じ条件でも年間5〜10万円の差が出ることもあるため、必ず複数社で見積もりを取りましょう。一括見積もりサービスを使えば、一度の入力で最大20社の見積もりを比較できます。

アメ車に対応した保険会社を今すぐ比較したい方は、クラシックカー保険おすすめ比較をご覧ください。

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アメ車・旧車の保険についてのまとめ

  • アメ車は排気量・左ハンドル・部品調達の理由で保険料が日本車より高い
  • V8エンジンの保険料は日本車の1.5〜2倍、年間15万円前後が相場
  • 協定保険価額の設定が重要で、時価評価では十分な補償が受けられない可能性がある
  • 維持費全体(保険+ガソリン+税金+車検)で年間60万円程度を見込む必要がある
  • 一括見積もりでアメ車対応の保険会社を比較し、年間5〜10万円の節約も可能
  • 詳しい保険会社比較は専用記事で確認を

アメ車の保険選びは、日本車とは異なるポイントを押さえる必要があります。特に協定保険価額や輸入車対応の実績など、専門性の高い保険会社を選ぶことで、万が一の時も安心です。

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監修者:クラシックカーオーナー歴15年|編集責任者フミ

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